看板制作をする上で、重要となるのが色の選び方と組み合わせです。
大きな看板を作れば、それだけで目立ち注目を集めるのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、どれだけ立派なサイズの看板であっても、設置する場所が良くても、色味が悪ければ思うような集客に繋がらないことは少なくありません。看板を見た人に店やサービスの存在を知って貰いたい、そのまま店舗まで足を運んでもらいたいと考えるのであれば、提供しているサービス内容に合った色は何かを考えるところから始めると良いでしょう。
看板を制作する際に、まず決めたいことがメインとなる色です。飲食店の場合は、食欲をそそるオレンジや黄色などの暖色系、メニューが野菜が多い店の場合は黄色や緑などの色を中心に考えていくと良いでしょう。青のように食欲を減退させる色を中心にすると、食品を扱っている店という印象を与えにくくなります。 さらに、色を選ぶ際には明度や彩度も重要となります。同じオレンジであれっても、明度や彩度が異なれば印象は大きく変わってくることになります。背景色を白、文字を目立ちやすい赤にする場合でも、赤色の種類によってぼやけた印象の看板となってしまうことは珍しくありません。遠目からでもしっかりと分かる印象的な看板にしたいという場合は、色味にもこだわっておくことが大切です。
もう一つ、色選びの際に気にかけておきたいことが、設置場所の景色です。どれだけ良いデザインと色味の看板であっても、設置する場所の景色や周りの看板に埋もれてしまう状態では意味がありません。勿論、一目見ただけで分かるようなブランドロゴなどがある場合は、どんな場所であっても埋もれる心配はないでしょう。ただ、これから知名度を高めていきたいという場合は、どんな場所に看板を設置するか、設置した時に人目を惹くことができる色やデザインになっているかまで考えておく必要があります。 細かい点までしっかり気にかけて看板制作を行えば、集客率アップなどの結果に繋がりやすい状態を作れると思います。